2020年01月14日
醤油蔵日記帳
ナンテンの木
氏神様の近くに自生しているナンテンの木の根本を見るとコンクリートのわずか2センチ足らずの隙間から生えている。
ナンテンについて調べると
音が「難転」即ち「難を転ずる」に通ずることから、縁起の良い木とされ、鬼門または裏鬼門に植えると良いなどという俗信がある。福寿草とセットで、「災い転じて福となす」ともいわれる。また、江戸の百科事典「和漢三才図会」には「南天を庭に植えれば火災を避けられる」とあり、江戸時代はどの家も「火災除け」として玄関前に植えられた。赤い色にも縁起が良く厄除けの力があると信じられ、江戸後期から慶事に用いるようになった。トイレの前にも「南天手水」と称し、葉で手を清めるためなどの目的で植えられた。
なんて縁起のいい木なのだろう。ますます愛着がわいてきた。これからもど根性ナンテンを見守っていきます。